商品つくりと環境対策

当社の紙製品は地球資源・地球環境に配慮した商品をご提供することを第一優先しています。
ポケットティッシュ・ボックスティッシュ・ウェットティッシュで「グリーン購入法特定物品情報提供システム」登録の水に流せるティッシュです。
原紙は消費者様から回収されたミルクカートンや製紙工場の産業工程紙などの、パルプ原紙と非木材紙原料(バガス・ケナフなどの多年草)をあわせたリサイクル原料です。
原料は非木材紙普及協会と先のグリーン購入法のガイドラインに沿った省資源化を図っています。
*一部の商品では上記の機能に該当しないものも掲載しています。

商品作りと環境問題に対する基本理念

私は永年に渡って街頭で配布される広告・啓蒙用のポケットティッシュの製造と販売に携わってきました。消費者金融会社が全盛の頃、製造数は地球を数十周にも及ぶ天文学的な数量でした。
ポケットティッシュの外装材はプラスティック、中身の原紙は水に強い被水解性であったため、公衆トイレの配管を詰まらせインフラを破壊していること。山・河川・湖・海洋の美観と環境を破壊するものでした。
日本トイレ研究所(旧日本トイレ協会)の当時、理事を務められていた世界的著名なアルピニスト故田部井淳子氏ほかが「ポケットティッシュは公害である!」という提言と活動を知り、すぐさまにお伺いしてその解決策を学にいきました。
22年前にすべて水(トイレ)に流せるメルティティッシュを開発し、2019年にさらに改良・改善を重ねてスーパーメルティティッシュを完成させました。
今、国連のSDGs(持続可能な開発目標)の指標へ向けて、さまざまな努力が続けられていますが、それだけで地球的な危機が克服できて人類が生き残れるかどうかは分かりません。
自他融合的(人(他者)・社会・国家・環境に寄り添える日常生活と行動が出来る人)な認識を持てる人、そして自他融合的的人間が世界中に増えていくことで、自利利他の行為も広がり、自ずと自他分離的的人間が原因となっている地球的問題も解決していけるのではないでしょうか。
あくまでの私自身の仮説ではありますが、実際に一人一人の自他融合的的人間性を促すことによって、実感を伴ってうなずけることではないでしょうか。
現時点で私たち人類が目指すべき「新しい人間のモデル」としての自他融合的人間像を現実社会の中ではっきり提示できるのは、自他融合的人間の自覚に立った地道な活動を成就するまで続けていく。これは時代を先取りした挑戦です。
自身の自他融合的実践を深めながら、周囲の自他融合的実践に生きる人々と手を携え、たたえ励まし合い、共に未来を切り開いていく中に、これからの時代に求められる持続可能な開発目標としての使命があるのだと思います。
「自他融合的人間性の構築」の一助としてスーパーメルティティッシュの普及活動に邁進しているわけです。

行動指針

(1)廃棄物の削減と資源のリサイクル推進、省資源、省エネルギーに努めます。
(2)CO2、フロンなど地球環境に負荷を与える物質の削減に努めます。
(3)私たちにとって特に貴重な「水」「空気」を大切にする取り組みを推進します。
(4)環境に配慮した商品開発、技術開発、資材調達を行います。
(5)社会の環境保護活動を積極的に支援するとともに、社員の活動参画により、社会に貢献 します。
(6)環境関連の法規制を遵守することはもととより、独自の基準を定め、実行します。
(7)海外の活動にあたっては、各国の環境情報を十分に把握し、環境保全に積極的に取り組みます。
(8)環境への取り組みを適切に情報開示し、社会とのコミュニケーションに努めます。

取組み

具体的な取り組みとして、環境への負担が少ない製品やサービスの優先的購入を進めるネットワーク「グリーン購入ネットワーク(GPN)」の会員となり、環境を配慮した生産、開発に日々取り組んでいます。

また環境省が推進するPlasticsSmartキャンペーンにメルティティッシュも参画します。 http://plastics-smart.env.go.jp/